最低賃金 全国どこでも時給1500円 を実現しよう!

下町ユニオンニュース 下町ユニオンニュース 2021年5月号より

 4月16日、下町ユニオンも連絡先のひとつとなっている「最低賃金大幅引き上げキャンペーン」のよびかけで、全国最賃キャンペーン意見交換会が完全オンラインで開催されました。
 宮城、新潟、栃木、東京、神奈川、愛知、三重、京都、大阪の9都府県から、上部団体の枠を超えてさまざまな労働組合、有志が集いました。

「人間らしく生活するためには最低賃金時給1500円は必要。そのためには、事業主の支払い能力を考慮した〝いくら引き上げるのか〟といった議論の仕方から、〝いくら引き上げが必要なのか〟という議論に転換していかなければならない。」

「都道府県ごとに金額がばらばらという不公正。労働者、ひいては事業所の流出という地域の過疎化、地域経済の疲弊にもつながる地域間格差を解消することが必要である」

「最賃引き上げを実現するためにも、実効性をもたせるためにも、中小企業への支援策を一体のものとして進めていくことも重要だ」

「最低賃金引き上げを実現するには、もっともっと多くの労働組合が所属の枠を超えてさまざまな団体、個人と連帯していくことともに、全国各地、各地域での運動の広がりとそれを全国でつなげていくことが重要である」

 初めて顔を合わせるなかまもいる場となりましたが、みな、問題意識、考え、気持ちは共通するものであることがわかりました。
 参加者のメーリングリストを作り、情報や取り組みを共有しながら、最賃大幅引き上げキャンペーンのホームページを情報発信のツールとしていくこと、中央最賃審議会の審議が始められる前の6月21日に東京で集会を行うことを確認し、各地でさまざまな取り組みを行い、6月21日の集会でオンラインで再度顔を合わせましょう!と閉じられました

 まだまだ小さな集まりですが、上部団体の枠を超えた最低賃金引き上げキャンペーンの全国的広がりを創り出していきましょう!

 コロナ禍だからこそ、セイフティネットとしての最低賃金の大幅引き上げを!
 拡大する地域間格差を解消しよう!職場から変えよう!地域から声をあげよう

最賃1500円