東京大空襲 下町追悼碑巡り
(下町ユニオンニュース 2024年4月号より)
3月10日、「第43回 東京大空襲 下町追悼碑巡り」が行われました。 参加者は全体で31名で、下町ユニオンからは6名が参加しました。
1945年3月10日、東京大空襲で10万人以上の方々が亡くなりました。
そのうち推定 1万人は、朝鮮半島出身の方々だったと、主催者の水谷さんからお話がありました。江東区内にサクションガスという会社があり、その工場で働いていた朝鮮人が全員、この空襲で亡くなったので、別の朝鮮人労働者を無理やり連れてきたとの記載が社史にもあるそうです。下町には、町会で建てた追悼の地蔵尊や石碑が多くあります。その中に日本名で記録されている方もいますが、明らかに朝鮮や中国の名前もありました。
今年は、八百霊地蔵尊(江東区森下)、菊川橋夢違地蔵尊(墨田区菊川)、榎稲荷の堅川地蔵尊(墨田区立川)の順番で追悼しました。
八百霊地蔵尊で挨拶した森下五丁目町会長は、 「毎年来てくれる追悼碑巡りの皆さんに感謝しています。平和を祈り、この森下に住んでよかったと思ってもらえるようにしたい。」と言われていました。
ほかの場所の発言でも、ウクライナやガザでの戦争、朝鮮半島や沖縄での軍事的緊張の存在への言及もありました。 戦争をしない、させないため、東京大空襲を語り継ぎ、平和憲法を守って行こう。(I)