墨田区で労働行政交渉を実施(すみだユニオン)
(下町ユニオンニュース 2023年10月号より)
7月21日、向島労働基準監督署、墨田公共職業安定所に要請書を提出し交渉を行いました。
向島労基署とは、墨田区労働組合連絡会(墨田労組連)と東京労働安全衛生センターが共同して、墨田職安とは、墨田労組連として、毎年行っているものです。
労基署には、墨田区内の事業所での具体例を示しながら監督・指導の徹底を中心に労働条件関連の4項目と、労災認定、ハラスメントやアスベスト、過労死対策など労働・安全衛生関連の12項目を要請しました。
労働基準法違反で指導を受け是正された事業場の求人票のチェック、違反未是正事業場の求人閲覧停止のため、労基法違反指導中の事業場の情報を墨田職安に随時提供するとともに、情報交換を密接に行うことを毎年強く要求しています。ほとんど実行されていないため、今年も強く求めました。
職安には、労働基準法・労働安全衛生法等の違反で労基署から是正勧告・指導中、送検された企業の求人の停止と、そのための労基署との情報交換を行うこと。雇用保険未加入事業場に対する加入指導の徹底と、悪質な未加入事業場、 また離職票未発行の事業主に対する職権を行使しての是正など6項目を要請しました。
法違反が是正されるまでの当該事業場の求人停止をめぐるやりとりの中で、職安側が信頼関係を突き崩す事実に反する発言をし、労組連として謝罪と正確な再回答を求める事態が生じ、後日、所長名で謝罪と再回答の文書が出されました。
労働者が泣かされることのない信頼できる職安行政を求めていきます