ユニオン初級講座チームに参加して
下町ユニオンニュース 2021年12月号より
10月にユニオン初級講座を、同じ内容で二回開催しました。
10月16日のカメリアプラザ第2会議室での開催時は16名、10月20日(水)の東京労働安全衛生センターでの開催時は18名の参加がありました。スタッフなど重複抜きでは合計29名の参加となりました。
今年の5月頃、ユニオンに加入した方を対象に、「ユニオンとは?」をわかりやすく説明する「初級講座」を再開しようと話がありました。 江戸川、すみだ、江東、ビルメンから各一人、運営委員のOさんの五人でチームを作りました。7月8日に第一回ミーティングが開かれ、月一回のペースで打合せをしてきました。
単なる「学習」「お勉強」ではなく、各自が自分の職場での闘いや、経験で血肉にしてきたこと、ユニオンでの経験を、従来のパワーポイントに画像を追加する形で活かす事になりました。
「初級講座」を休止している間に変わった法律の記述も変更し、さまざまなユニオンの活動内容も直近の写真に差し替えました。
実際に開催した時に、パワーポイントでのユニオンの活動や労働関係の法律の説明後、その場にいた組合員の体験談も交えて活発な質疑応答がありました。
一回目の講座では、初めて参加した介護の仕事をされている方が、その場でユニオンに加入すると発言してくれました。フィリピン出身の元介護職の組合員が介護職の苦労を話し、皆で共感をしたり、解決策を考えたりもできました。
二回目の講座では、現在、労働者代表選挙で苦労している組合員と、かつて労働者代表選挙で代表を勝ち取った経験のある賛助会員の方が同席していました。講座の後の質疑応答から、お互いの状況を詳しく話し合えたのです。
中国出身の組合員は、日本の労働法や労働組合が中国にはない制度なので、講座で学習できて良かったとの感想を語ってくれました。
ユニオンが働く仲間にとっていかに必要か、また基本的人権を謳う憲法や、労働基準法や労働組合法の知識を身につける大切さを確認できました。
次回以降も、学習と交流の場としてのユニオン講座を続けていきたいです。(M.I)