下町ユニオンセミナーを開催

 9月25日、久しぶりに下町ユニオンセミナーを開催し、20名が参加しました。当日は三つの班に分かれて、グループワークを行いました。

 一コマ目は「模擬相談と要求づくり」。大内さんが相談者役となり、運転職で働く人が処分を受けた事例で模擬相談を行いました。皆で内容を聞き取り、班ごとに「処分の撤回と根拠の明示」「就業規則の開示」「残業代の支払い」など、まとめた要求を発表しました。

 最後に、LINE相談についてお知らせを行いました。当日楽しく盛り上がったエネルギーを、その日だけに終わらせず日常の活動にもつなげていきたいと、出た意見を集約しています。当日、そして準備に参加して下さった皆様、お疲れ様でした!(前田)

〈参加者の感想〉

 定期大会を除くと、久しぶりの大人数イベントへの参加。懐かしい顔や初めての方も。
 模擬相談。自らが労働相談を受ける側なら、と自己暗示を掛けてみたものの、経験不足と知識不足が相まって、中々要求事項が浮かんでこない。それでも、進行役の方からのアドバイスを受けて考える内に、自分自身の労働争議当時を思い出し、少しずつ意見も言えたかと思います。少なくとも自分のした経験を、仲間であるユニオンのメンバーには伝えて、僅かでも援護射撃になってほしいという気持ちをより深めることとなりました。     (すみだユニオン・M)

 今回、私は初めてユニオンセミナーに参加して労働相談の事例をもとに、三つのグループごとに話し合って団体交渉の要求書を作成して発表するという模擬労働相談を体験した。
 人と人の繋がりを保つことが難しくなって個人化が進む現代で労使関係のあり方も労働組合の組織率が低下し、個別労働紛争が増加している。しかし、このような時代だからこそ、下町ユニオンのように、労働組合を組織して、地域の中で人と人が繋がりを持って、協力し合い、自分たちの労働を守っていくというユニオン活動が必要ではないかと感じた。      (ケアワーカーズユニオン・O)