「ちむぐりさ」上映会の報告  

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沖縄への連帯をアピールする下町ユニオン委員長の様子

石川県出身の中学三年生の女の子、菜の花さんが、語り部として映画が始まりました。

沖縄では米軍基地周辺で、子どもの命を脅かす事故や事件が頻発しています。重さが8キロもあるヘリの窓が学校に落ちた事故を知り、「子どもにあたったらどうなる?」と、菜の花さんは問いかけます。

本土から基地を押し付けられ、辛い思いをしているのに明るく強いウチナーンチュ。
「なぜそんなに明るくいられるの?」
いじめを受けて、本土では地元の学校に行けなくなった菜の花さんは、沖縄の学校に通い、人々と出会う中でその答えを見つけて行きます。

沖縄の言葉、ウチナーグチには「悲しい」と言う言葉はなく、近い言葉は「肝(ちむ)ぐりさ」です。誰かの悲しみを自分のものとして、一緒に心を痛める言葉だそうです。

沖縄の人々の強さ、明るさの根底には、この言葉があるように私も感じました。

高江のヘリパッド建設や辺野古埋め立てに反対する人々への弾圧の激しさと、青い海、自然の美しさが対照的で、本土に住む私達の責任を改めて感じました。(I)

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当初6月2日の予定を緊急事態宣言の延長で延期していた「ちむぐりさ」 ―菜の花の沖縄日記― の映画上映が、沖縄の闘いと連帯する東京東部集会実行委員会主催で8月6日、カメリアホールにて無事に開催された。昼間と夜間の二度の上映には、コロナ禍にも関わらず130名が訪れた。
 この映画は、石川県の高校生である菜の花さんの視点から、沖縄戦の実体験や今現在の米軍基地による被害の生々しい現状が、彼女の素直な感性とともに描かれており、本土に住む私たちに果たして関係ない現実なのか、をじんわりと問いかけてくる。
 東部実行委では、コロナによって現地行動が出来なくなる中、沖縄の民意を無視して日々強行されている辺野古への工事に対し、地域での取組みとして今回映画会を企画した。首相が代わっても、今までの沖縄への差別政策を継承しようとしている。
毎月第三木曜日18時~19時の錦糸町駅北口(偶数月)、北千住駅西口(奇数月)の情宣は、たゆまず継続している。本土でこそ声をあげよう。組合員の参加をお願いします。(Y)