10・28東部沖縄集会、デモ/再び沖縄・日本を戦場にするな!
下町ユニオンニュース 2025年12月号より

10月28日、錦糸公園にて、沖縄の闘いと連帯する東京東部集会実行委員会の主催で集会、デモが開催され、130人が参加しました。この日は、伊波洋一参議院議員を招いて、「沖縄戦から80年!ふたたび沖縄・日本を戦場にするな!」と題する内容で講演。詳細な資料を用意され、もはや本格的な戦争体制に入りつつある現状が明らかとなりました。
10月末から全国100か所、23都道府県で4万5千人を動員した「キーンソード25」(日米共同演習)では、米軍司令部の下、傷者搬送ルートも含む実戦さながらの訓練が行われたこと、しかも米国は、「オフショアコントロール」戦略で、有事の際米軍は引き上げ、同盟国である日本に攻撃させると明言しています。自衛隊は今、豪州やインド、フィリピンの軍隊との演習が繰り返され、琉球弧および全国に弾薬庫やミサイル配備が進んでおり、日本全土が戦場になる、と訴えました。
沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの青木さんの、「天皇制の下で沖縄を捨て石とした沖縄戦だった。琉球民族として二度と許さない」
との力強いアピールのあと、錦糸町から亀戸までデモをしました。
おりしも、11月7日、高市首相が「台湾有事」の際は、「存立危機事態」と国会で発言し大きな問題となっています。攻撃されなくても国会の事前承認無しに他国を攻撃する とは、戦争するという宣言そのものであり、許してはならない姿勢です。
また、11月14日には、自衛隊ミサイル基地配備と強化の中、住民避難しろとまで圧力をかけられている与那国島・宮古島・石垣島・沖縄島の代表が、生活と命を奪うな、戦争のために島から追い出すのは許せない、と政府交渉をしました。政府側からはまともな回答もなく有事は始まってみないと分からない、リュック一つで出ていけという酷い態度でした。
戦争への道を許さない、二度と沖縄戦を繰り返させない!ために東部でも声をあげよう! (Y)


