コミュニティ・ユニオン 全国ネットワーク(CUNN)交流集会に参加して
(下町ユニオンニュース 2024年1月号より)
11月25・26日、第35回コミュニティ・ユニオン全国交流集会in熊本に参加してきました。場所は熊本城ホール・2Fシビックホールでした。
初日二つの講演がありました。一つは「こうのとりのゆりかごから始まる第二の人生~置かれた場所で花を咲かせる~」、もう一つは「孤立出産に追い込まれない社会に~ベトナム人実習生孤立死産最高裁無罪判決から見えるもの~」でした。
一つ目の講演者は宮津航一さん。彼は日本で最初に「こうのとりのゆりかご」に預けられた方で現在20才の大学生です。
「出自」という言葉が印象に残りました。そして、何をどこまで子供に伝えるかでは「事実告知」でなく「真実告知」と言っていました。里親の言動の中に彼は家族像を見いだしてゆきます。彼に対しての風評に接して「うちの子はそんな子じゃありません。」と母、又中学校では不適切な対応に対し、父が校長先生へ直談判しに行った姿を目にします。そんな中で「家族」とは血のつながっているということではなくて、何があっても最後まで味方でいるのが家族だと確信するのでした。
二日目の分科会は「外国人労働問題の取組」に参加しました。スクラムユニオン・ひろしまの皆様はあたたかい家族の様な雰囲気だなぁと強く感じられました。
コミュニティ・ユニオン全国交流集会参加は二回目になります。
全体集会はシビックホール、晩の会食はANAクラウンプラザホテル熊本ニュースカイでした。非常に準備された且おもてなしの気持ちの感じられたものでした。
来年は大阪で開催されます。一人でも多くの参加がかなえばと願っています。