リレーエッセイ私の小箱「江東区でインドのお祭り」
下町ユニオンニュース 2025年11月号より

2025年10月18日~23日はインドの「光の祭典」ディワリです。
こちらのお祭りにちなみ、11月に近隣団地での開催予定の、多文化交流ディワリ・パーティーに招待されました。主催は、地域で多文化交流の活動をしているグループです。
グループの共同代表でもあるインド人女性は東日本大震災を東京で体験しました。この時の炊き出しがきっかけで、日印双方が食べられる食事を考えるようになったそうです。
日本人はビーガンでも食べられるメニューを考える。インド人は本場の香辛料を使いながらも日本人が食べられる辛くないメニューを考える。こうして多様な文化を持つ地域のひとが集えるディワリ・パーティでは、普段から肉を使わず辛すぎないヴィーガンカレーなどのベジタリアンメニューも用意するようになったそうです。

同じ江東区内で暮らしていても、インドの方々との交流のチャンスは少ないです。
20年ほど前、長女が保育園に通っていた頃、西大島の総合区民センターで開催された国際交流のお祭りに参加しました。その際、長女はインドのダンスに出演する機会をいただきました。子どもたちは男女ペアになり、両手に持ったスティックを鳴らしながら、数人ずつ舞台に立って踊る、可愛らしい演目でした。
本番に向けて、インドの方のお宅に3回ほどお邪魔し、長女はダンスの練習に通いました。衣装は鮮やかなオレンジ色のサリーで、優雅なドレープとカラフルな色合いが印象的でした。日本人の女の子は長女だけでしたが、とても楽しそうにしていたのを覚えています。
私は20年遅れとなりましたが、長女に続いて多文化交流の輪に参加したいと思います!(私はダンスではなく、カレーなど食べ物での交流ですが)
今回は個人的な参加ですが、こうした地域とのつながりを、ユニオンでも活かしていきたいです。

