最低賃金大幅引上げに向けて厚労省交渉
下町ユニオンニュース 2025年1月号より
12月10日、下町ユニオンも参加している『最低賃金大幅引上げキャンペーン委員会』による厚労省交渉が参議院会館で行われました。
要請を受けた厚労省の若手官僚は、2日のユニオン全国ネットの時と同じ顔ぶれでした。
最賃キャンペーン委員会では特に急激な物価上昇に最賃の引上げが追いついていない、最賃審議会を年2回の開催と審議の公開、議事録の速やかな公開、意見陳述認めるように強く訴えました。
石破首相は、岸田政権が掲げていた2030年台前半を5年前倒しして20年台に最賃について全国平均1500円にするとしています。
そのためには今の年一回の審議のテンポを速めなければ到達は出来ません。厚労省は要請は受けとめるというだけにとどまりました。
具体的に1500円を実現するためのプランや工程についてはどうなのかという問いには、厚労省は答えられませんでした。交渉に参加していた大椿ゆうこ参議院議員は国会で質問するので明らかにするように求めました。