労災・職業病の企業責任を問う裁判が始まります~ 組合員・Aさんの損害賠償裁判への傍聴支援を‼

以前ご紹介した、食品香料の製造作業に従事していて、ジアチセルという化学物質により閉塞性細気管支炎という難病を発症したAさん。事業主である理研香料工業(株)の安全配慮義務違反を問う損害賠償裁判がいよいよスタートします。東京地方裁判所において、第一回の裁判期日が、11月29日(金)15時と決まりました。

Aさんは現在、肺移植を待ちつつ、在宅酸素と車イスでの生活を余儀なくされています。当日は、Aさんも現在療養中の長野から上京し、法廷で意見陳述を行います。
下町ユニオンの仲間の団結で傍聴席を埋め尽くし、裁判官にしっかり検討して欲しいとの無言のメッセージを送りたいと思います。

Aさんを支えるために、ぜひ傍聴支援へのご参加をよろしくお願いいたします。


★Aさんからのメッセージ
「できることならば健康だった頃の身体に戻してほしいですがそれは不可能なので、今後私のように悲しむ人が二度と出ないよう、会社には労災を認め、しっかりとした対策を講じてほしいと思っています。私はこのことを訴えたくて、この裁判を提訴しました。ご支援いただければ幸いです。どうぞよろしくお願い致します。」


◆Aさん 理研香料工業(株)に対する損害賠償裁判 

第一回期日
11月29日(金)15時
東京地方裁判所 第708号法廷東京(「霞ヶ関駅」A1出口 徒歩約一分)

(下町ユニオンニュース 2024年11月号より)