労災・職業病の企業責任を問う裁判を提訴しました ~組合員・M田さんの損害賠償裁判への支援のお願い~
(下町ユニオンニュース 2024年8・9月合併号より)
以前ご紹介した、食品香料の製造作業に従事していて、ジアチセルという化学物質により閉塞性細気管支炎という難病を発症したM田さん。
6月19日に、事業主である理研香料工業(株)の安全配慮義務違反を問う民事賠償裁判を正式に提訴しました。化学物質による重い労災疾患をもたらした企業の責任を追及する裁判が始まります。
当日、厚生労働省の記者クラブで提訴記者会見を行い、M田さんもオンラインで自宅から出席しました。「できることならば健康だった頃の身体に戻してほしいですがそれは不可能なので、今後私のように悲しむ人が二度と出ないよう、会社には労災を認め、しっかりとした対策を講じてほしいと思っています。私はこのことを訴えたくて、この裁判を提訴しました。ご支援いただければ幸いです。どうぞよろしくお願い致します。」
9月以降に、裁判の期日が入り、本格的に裁判がスタートする予定です。裁判日程が決まりましたら、組合員の皆様に傍聴支援の呼びかけをいたします。ご協力よろしくお願いします。