最低賃金:5都道県、生活保護水準を下回る
昨年の秋の最低賃金引き上げで生活保護水準との逆転地域は北海道だけとなっていましたが、社会保険料の引上げなどで逆転地域が拡大していることが分かりました。東京の最低賃金は時給869円。生活保護水準より1円低い。
普通に働き、普通に暮らせるために、最賃UPが今すぐ必要です。
http://mainichi.jp/select/news/20140716k0000m040114000c.html
最低賃金:5都道県、生活保護水準を下回る
毎日新聞 2014年07月15日 22時16分(最終更新 07月15日 22時21分)
最低賃金の改定を審議する厚生労働省の諮問機関、中央最低賃金審議会(会長・仁田道夫国士舘大学教授)の小委員会が15日開かれ最低賃金が生活保護水準を下回る自治体が最新のデータで5都道県(北海道、広島県、東京都、宮城県、兵庫県)あることが分かった。昨年7月とくらべて6府県減った。
最賃が生保水準を下回った額は、北海道が11円、広島県は4円、東京都と宮城、兵庫両県は1円だった。
また、従業員30人未満の約4000事業所の賃金を1年前の6月と比較した結果、全国平均で1.1%(前年度比0.3ポイント増)上昇しており、時給では1369円で15円上昇となった。
小委員会では、労働側が「春闘の結果、物価、景気など、どの数字を見ても上がらない理由はない」と大幅な引き上げを主張した。経営側は「消費増税や燃料高などで中小企業の経営は依然厳しい」と訴えた。【東海林智】