ネッコー㈱本社へ抗議行動

下町ユニオンニュース 2023年6月号より

 4月28日、前月号で報告しました日系フィリピン人労働者のマイケルさん、マリアさんを不当な理由で派遣切りをした派遣先のネッコー㈱本社(川口市)へ下町ユニオンの仲間と一緒に9名で抗議申入れ行動を行いました。

 社前で両組合員は、不当な理由により派遣契約が更新されず、それにより派遣会社の㈱ISC就労支援センターから雇止め=解雇となり、仕事を失って生活が大変厳しいことを訴えました。ユニオンからは団交拒否は不当であり団交に応じるように強く申し入れ、持参した団交申入書を受け取るように要請しました。会社は、団交申入書を受け取らないばかりか、正当な組合活動に対して警察を呼ぶような不誠実な対応に終始しました

 ネッコーの茨城工場では多くの外国人の派遣労働者が働いています。派遣労働者がいなければ工場の操業は出来ません。派遣労働者がいるからこそ会社が成り立っています。弁当を入れていた段ボール箱を片付け忘れた、作業靴の踵を踏んでいた、支給されてない作業着を着ていたなど些細な理由をもって契約が打ち切られ失業しました。正社員ではあり得ません。

 まさに派遣労働者への差別です。一年以上問題なく仕事をしてきたのに「日本語が出来ないので作業が出来ない」と会社は言いだす、これは外国人差別です。またやってもいないことをやったようにウソの理由をでっちあげるなどネッコー㈱がやっていることは許されません。派遣契約であり二人を直接雇用していないので使用者に当たらないという形式論で会社は団体交渉を拒否し続けています。今後も会社の責任を徹底して追及して闘います。支援を!