人権学習会に参加して

9月9日、部落解放江東共闘会議主催の「人権学習会」が開かれた。東京清掃人権交流会事務局長と芝浦と場労組事務局長を講師に迎え、「部落問題と労働運動」のテーマで学習会が行われた。
私たちは、当然のように肉を食べ、革製品を使い、そしてゴミを出す。清掃労働もと場労働も私たちの生活のなかで必要不可欠、切り離せないものである。
しかし、両者は社会的に根強い偏見と差別にさらされている。清掃労働者はゴミ扱いされ、と場労働者は、と場で働いているというだけで、縁談が壊れたり、知り合いになっても、「と場」の意味がわかると一瞬引いてしまう人もいるという。意識的に差別する人がいるが、それ以上に無意識に差別してしまうということの怖しさを感じた。
大いに考えさせられた学習会であった。